灯り計画の原点は「たき火」。
たき火を囲み、たき火のあかりに自然と人が集まり、くつろぎ、まったりとした時間を過す贅沢な時間。
不思議な力がある「たきび」。
たき火はキャンプにはなくてはならない引き立て役のアイテム。
揺れる炎、木のはぜる音、適度な暖かさ、そして、意外と明るい炎のあかり。

住まいではどうだろう。

家の中でたき火は出来ないが、ひかりで贅沢な時間を作ることは出来ないかと考えた。

インテリアを引き立てるなくてはならないアイテムとしてひかりを様々な方向と切り口で考え計画する。

それが「灯り計画」。

部屋の隅々まで明るくなくたっていい。

暗い照明計画も考えることもある。

目的はその場の「空間」を「演出」すること。

ひかりを主張することなく、インテリアを引き立てる「わき役」として。

あくまでひかりはわき役である。

けれど、良い働きをするのが「ひかり」であると考える。

わき役のひかりでも「デザイン」は必要だ。

絵に当てるひかり、

美味しそうに見えるダイニングテーブルのひかり、

なんとなく明るくて心地良いリビングのひかり、

ガツンと勉強するデスクのあかり、

外観を引き立てるあかりは防犯も兼ねる。

ひかりは上からだけじゃない。

下からだって、横からだっていい。

広がりも考えて、

陰影も考えて、

メリハリも考えて、

強さも考えて、

色温度も考えて、

場所も考えて、

ディティールも考えて・・・。

何より空間を「想像し創造する」ことが楽しい。

それが、「灯り計画」の役割と考える。

インテリアデザインを考える時、

ひかりを決めるのは一番最後でも構わないが、

ひかりを同時に計画することでより立体的なインテリアデザインが完成する。