照明メーカーを知ろう!

照明器具メーカーとの付き合い方

照明メーカーにも専門性があり、得意分野があります。どのメーカーが何を得意としているかを紐解きます。

どう付き合う?どう選ぶ?

照明メーカー

ENDO、DAIKO、KOIZUMI、ODELIC、Panasonic、山田照明、yamagiwa、DNライティング、トキコーポレーション、ルーチ、テスライティング、Lighting創、ルートロン などなど

まだまだ、沢山あります。総合メーカーもあれば、専門性の高いメーカーもあります。ベンチャー企業もあります。とにかく沢山あります。私は30社ほどのメーカーを使い分けて照明プランを行っています。

ざっくりと分類すると、

  • 照明器具の総合メーカー
  • 照明器具の専門メーカー
  • 什器照明
  • 間接照明
  • カラー照明
  • 制御(コントロール)
  • スイッチ

と、分野別に分けそれぞれの得意を使い分けてます。これらのメーカーから最適と思われる器具を選ぶのが私の仕事です。

  • 仕上げたい空間はどんな使い方をするのか?
  • どんな素材を使うのか?
  • 調光は必要か?
  • どんな人がその場所を使うのか?

などなど、

目的は、その空間に必要とされている明るさ(暗さ)、演出などを表現すること。 興味のある方は、各照明メーカーのホームページをチェックしてください。また、ここのメーカーが気になるという方は、個別メッセージを頂ければ、特徴や対応窓口など出来る範囲でお伝えします。

ダウンライトは眩しさに注意

手軽にオーダー出来るダウンライト。初めから計画に入っている場合も多い。 せっかくのダウンライトも点灯してみたら意外と眩しく、あまり使わないケースも多々ある。 一般の人はダウンライトが何千種類と言う桁外れに多いことは知らない。 だから、ダウンライトは眩しいものだと思ってしまう。例えば、住宅で使える種類はさすがにそれほど多くはないが、それでも200から300種類はある。 最近では安さを売りに1灯2,000円で買えるダウンライトもある。 これを選べば間違いなく 「眩しい」 それは、 「LED光源が直接目に入る」 から。 ひと昔前の蛍光灯よりLED照明は確実に「眩しい」。 ではどうすれば良いか。 深型、パネル型、ピンホール型、ユニバーサル型などの種類を選定し、デザイン性を考え器具の穴の大きさはΦ75以下の小さい器具をチョイスする。 器具の大きさを最初に絞り込むと選択肢が狭くなり選びやすいこともある。 (メーカーによっては、パネル型の激安ダウンライトも販売している)

間接照明をオーダーする

間接照明をひとくくりで考えるとスポットライトを壁に向けても間接照明になるので、ここでは造作に絡めるものやTVボードに仕込むものなど、ライン状の間接照明を選ぶ。メーカーによっては、器具の形状、器具の長さ、ルーメン値、調光システム、など複数の項目から優先順位を付けて器具メーカーを決める。  間接照明用に天井や壁に造作する場合は、間取りを計画するのと同時期くらいでちょうどいい。設計者に予め伝えることでその後の打ち合わせもスムーズに進む。後回しにしてしまったために、高額なオプションになったり、施工上造作が出来なくなるケースもある。

間接照明用の器具の種類も以外多く、同じ形状でも出力の差があったり、色温度の種類があったりする。この他に実寸に合わせた器具の長さのバリエーションもカギとなる。 造作を考えるのは建築設計と照明設計で決定すれば良いが、照明の手法をいくつか紹介する。

コーブ照明とコーニス照明。 一般的にはこの2つで計画する。特にコーブ照明は、器具の取付け位置によって空間の表情が全く変わるので、予めイメージ写真などで好みを確認する方が賢明。 吹抜け部に梁がある場合は、梁の上に照明器具を置く方法もある。 いずれの計画も早目の打ち合わせをする事が設計者、依頼者ともに負担を軽く出来る。

色温度を変える

間接聡明をオーダーする場合、最近では調色機能を持った照明器具を選ぶ事で、部屋の雰囲気を大きく変えることができるようになった。さらに、間接照明とダウンライトの色変化を同期することも出来る。色温度を変える利点は、朝は白色、夜は電球色と時間によって色の使い分けが出来ること。また、赤っぽい光り(電球色)は人の心を穏やかにしますが、明るすぎると暑苦しく感じます。白い光りはさわやかに感じますが、明るさを抑えすぎてしまうと寒々しく陰気に感じます。季節によっても色の感じ方は変化します。(クルーゾフ効果)

回路をまとめる

意外と見落としがちの回路計画。 リビングとダイニングが一体となった空間では、メモリーコントローラースイッチを採用して、一括制御すると使いやすい。

天井や壁にひかりをあてる工夫

これは「明るさ感」を出す効果を期待する照明手法。 例えばダウンライト。設置位置は壁際の方が良い。 壁に光があたることで、空間が明るく感じる。 ダウンライトは文字通り下向きの照明器具である。 光に広がりがあり、壁に近ければ壁にも光があたり、明るく感じる。 床だけを明るくするより、どうせなら床と壁両方を明るくした方が良いのではと考える。

照明メーカーの活用方法

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