めぶきLABで、子どもたちが作品を作っているとき、僕はほとんど褒めません。
「上手だね」「きれいだね」「すごいね」
この言葉を、できるだけ言わないようにしています。
意地悪をしているわけじゃありません。褒めないことで、もっと大切なことを引き出せることを知っているからです。
「なんで、そうしたの?」
代わりに僕がよく使う言葉は、これです。
「なんで、そうしたの?」
たったこれだけです。でも、この一言で子どもの顔が変わります。
さっきまで手を動かすことに集中していた子が、ちょっと手を止めて、自分の作品を見る。「なんで……」と考える顔になる。
そして、ぽつりと言います。
「なんとなく、こっちの方が良さそうな気がして」
その「なんとなく」が、全ての始まりです。
「なんとなく」の中に、その子の感性がある
「なんとなく」という言葉を、大人はつい「考えていない」と受け取りがちです。でも僕は逆だと思っています。
「なんとなく」は、まだ言語化できていないけれど・・・



