「価格」で選ぶか 「価値」で選ぶか
普段の日常生活で何かを買うとき、同じような商品なら「価格が安い方が良いに決まっている」 あなたは、そう思いませんか? お買い得と思って飛びつき失敗しても「まぁ。こんなものか」と諦めが付く。そして、新しい物を買う動機にも繋がる。だから安い物が沢山世の中に溢れていてよく売れると思う。この日常に私たちはあまりにも慣れてしまった。 住宅の場合はどうでしょう?
安くて良いと思って買ったは良いが、これから先何十年もの時間を過ごすのに、「もっとこうすれば良かった」「ああすれば良かった」とは行かない買い物です。
さて、「照明」というカテゴリーはどう捉えますか? 「よくわからない」という方が大半です。無理もありません。家で使う照明は「電気」と言う言葉に置き換えられて、“付けるか消すか” で判断され、明るければ良いという考えが今も根強く生きています。なので、照明器具を選ぶときは「明るいの?」「暗いの?」で判断されることが大半です。そして、さらに、照明器具を選ぶことに慣れていない施主は、住宅事業者から提示された“照明プランボード”を参考に、器具の形やデザインと明るさで判断します。
少し考えて下さい。
- あなたは素敵な家具を選んだことはありますか? または選んでみたいと思いますか? 家具に興味はありますか?
- あなたはタイルや石、漆喰などの拘りのある壁材を部屋の一部に使って見たいと思ったことはありますか?
- あなたのお気の入りの小物のアイテムはありますか?
これらを際立つ様に演出するのが照明の “価値” です。 明るければ良いのであれば、価格が安い照明器具を選ぶと良いでしょう。 照明の付加価値は素材の演出です。暗さも考えます。心地よさも計画します。感性にも訴えるます。
これを考え、気づくきっかけを作るのが 「照明サポート」です。
なので、
価格競争で勝つか、価値で選ばれるか、となれば、価値で選ばれる方を選択する方を応援し「サポート」するのが、このサービスが担う役割と考えます。
価格での勝負にはローコスト住宅などが存在します。「この価格でこの間取り、このデザイン」という競争です。
彼らと勝負しようという工務店、価格競争で生きるという工務店は「照明提案」に拘らなくても良いでしょう。
「照明計画を上手く利用して」価値で選ばれることを目指します。
売り方(提案のしかた)を工夫し、「おっ!なんか良いかも」 と思って頂き、理屈を開示し納得して頂きます。
もちろん
価格と価値のどちらでもないものは、選ばれることはないと考えてます。
では、その「価値」がある照明提案・照明設計をするために必要な、今のあなたの状況をお尋ねします。
照明選定 = カタログから選ぶ ペンダントやブラケットの色や形の意匠で決めていませんか?
照明提案 = 照明メーカーや電材店に依頼 プランボードに頼っていませんか?
回路設計 = もしかして現場まかせ? 照明とスイッチの距離だけで計画していませんか?
壁面の統一 = 基準を作ってますか? インターホン、給湯モニター、電灯スイッチの取り付け位置のバランスを考えてますか?
センサースイッチ = 依頼があれば考える 場所や用途にに合わせた便利な機能が沢山あります。
間接照明 = ちょっと面倒 造作が必要、照度が心配、どの器具を選ぶ? 配灯場所等面倒な心配を一気に解決!
鉛直面(壁面)のデザイン = 平面図だけで計画していませんか? 展開図を描くことで立体的に意匠を考える事ができます。
灯り計画の “サポート” 業務は、この “照明設計” の手法や提案方法を伝えます。