2016年10月 千葉県君津市の住宅展示場完成
株式会社あんじ様 もくもく村に新しい展示場「ルルカ」が誕生
新しい展示場の照明設計全般を担当させて頂いた。
玄関に造作照明。
ちゃんと調光も入れて、ほどよい明るさを作ってます。
突き当りの壁の明るさ感を出すのが目的だったが、造作で凹凸をだして照明を縦方向と上方向に仕込んでみた。
リビングの間接照明は、漆喰が思った以上に反射があり、予想以上に明るい。 ルートロングラフィックアイQSでコントロール
ダイニング照明の主照明はスポットライト。高演色LEDの器具はもう当たり前になってきたため、究極にグレア(眩しさ)を抑えた器具をチョイス。どこに座っても直接光源が目に入ることがないように工夫した。 ペンダントはインテリアコーディネーターの方に決めてもらう。料理を美味しそうに見せる主役はひかりですから。ひかりの質にはトコトン拘ります。
器具は少しズンドウだけれど、その分眩しさを抑えることが出来る。器具の大きさを軽く見せるため、天井を幅広で上げる工夫を施した。
階段照明の演出は、複数のニッチを作り、ガラスの石に光を透過させるだけで照度を取った。
寝室の間接照明は、DAIKOの温調を採用。照度のボリュームで色温度が変わる仕掛け。言われなければわからないのが残念。それだけ違和感が全くないということなのだが・・・。
ベッドの光が白く見えるが、実際はベッドが2700Kで間接が2200Kくらいまで絞った状態での写真。(写真の撮り方が素人ですみません)
クローゼット照明は、KOIZUMIのアッチコッチ向けられるスポットで遊んでみた。意外とこれが来場のお客様に好評。やっぱり形がわかるものの方がインパクトあるということ。個人宅の照明設計ではこのようなことはしないが、展示場がゆえに出来ること。ここから照明の話題につなげ、展示場の提案の幅と奥行きに繋がれば嬉しい限り。
外観照明は個性的な表現を考えて見たものの、外構計画がなかなか決まらず、照明設計は外構の施工が全て終わった後になってしまった。流石に配線の取り回しや器具の施工に苦労した。拘ったのはとにかく器具の存在を皆無になるよう工夫すること。ライン照明はどの角度から見ても光源が目に入ることはない。調光もかけちょうどいい明るさに決めて明るさ固定した。