照明設計で必要な3つのスキル

インテリア空間を素敵に作る上で必要な3つの照明スキル

① ~ 照明設計スキル ~ 
空間の仕上がりをイメージし、インテリアデザインが照明効果で映える「光の仕掛け」を作ること。ブラケット、ペンダント、シーリング、シャンデリアなどの意匠デザインとは別に、空間に存在する素材に光を当てる。それが、料理でも、壁のタイルでも、漆喰でも、気に入った小物でも、絵画でも、クローゼットの洋服までも・・・。
あらゆる素材にフォーカスして光を考えます。
それが、照明設計の神髄と考えます。

もう一つとても大事な回路設計も照明設計スキルに付随します。この回路設計が出来ていなければ、ただただ、電気を点ける消すだけになってしまいます。調光スイッチ、センサースイッチ、コントローラースイッチを駆使し、どの器具とどの器具を合わせるか、または分けるかを考えます。

1. ゾーニングを考え回路をまとめる。
2. 時間帯別にシーンを設定する。
3. シーンコントローラースイッチに記憶する

照明設計と回路設計は同時に考える必要があります。

② ~ 提案スキル ~ 
これは、設計図を実現するための説明書の役割。

デザインされた空間イメージにはそれぞれの役割や選定理由が必ずあります。設計士やデザイナーの意図するイメージを照明の効果や役割で具現化する。これを丁寧に伝えるスキルが求められます。

時に「暗さ」を提案することもあります。明るさの感じ方は千差万別。同じ明るさでも明るいと感じる人も暗いと感じる人もいます。数字と肌感覚では大きな差が出るのも照明。答えは明るさの感じ方です。

私だけのインテリア空間。
ちょっと贅沢なひかりで創った空間は、ちょっと自慢してみたくなる!

住宅を注文する施主側も請ける建築会社や建築設計事務所側も完成イメージを共有し形にする思いは同じです。

③ ~ 施工スキル ~
施工には、内装大工の造作施工スキルと電気工事の施工スキルの2つを合わせて考える必要があります。間接照明やニッチ照明などは造作工事と配線工事を職人同士が息を合わせることが良い施工につながります。ゆえに、現場監督の力量にも大きく左右されます。設計図があるから大丈夫にはなかなかならないのがこの世界。経験の無いことにも積極的に対応して貰えるかが「カギ」。造作に絡む施工には職人さんとの個別打ち合わせも必要なスキルと言えます。

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