自然の光の移ろい。色の映り方を敏感に感じる夕暮れ時、空の色の変化を楽しむ。感受性を育む一瞬の至福の時間。

光の感性を育むこと。それは、感受性が豊かに育つことにつながります。心地よい光環境は人の心を穏やかにします。

1. 〜 自分だけのあかり 〜
リビングルームには、長女が生まれた時からスタンド照明が置いてある。娘の4才の誕生日を過ぎたころ、スタンド用の調光器を取り付け、明るさを制御できるようにした。おもちゃを扱うように調光スイッチを触らせ 「自分の好きな光はどのくらいのあかるさ?」と聞いてみた。  しばらく調光スイッチを操っていたが、ある明るさで指を止めた。
「パパこのくらいがいい」 「そうなんだ。パパの好きな明るさはこのくらいだよ」  何気ない会話だが、そこには  自分だけのあかり が体得出来たと思った。  それから数年が経つが、いまだに調光スイッチを触り、自分の好きなひかりを楽しんでいる。

2. 〜 団らんのあかり 〜
我が家では、新築する時にカーテンボックスを活かし間接照明を仕込むようオーダーした。もちろん、調光ができる。最近TVが大好きな息子3才。就寝前、間接照明の明るさを少しだけ下げてみた。TVを見ていた息子が、 「んん。この前ちゃあ、泊まったホテルみたい」 と突然言い出した。  「へぇ。光を覚えてるんだぁ」
感覚的、直感的に思ったのかもしれないが、外出先での光の体験が自然とわかるのかも知れない。
「このくらいの明るさだと毎日ホテルに泊まってるみたい」
素朴な答えだが、親としてみれば、団らんのあかりをきっかけにそんな会話ができたことに対して嬉しい限りである。

光は日常生活と密着した関係で存在します。  
その存在は、子どもと一緒に親も気づく こともあります。

光の感覚は、体験しなければ得ることはできません。
そして、人それぞれが皆違った好みの感覚を自覚します。
それが、光を通し「育つ」環境なのではないかと考えます。
暮らしの中で心地良い自分好みの光環境を人工光で作る必要があります。
今は、それが出来る時代なのです。
住まいの環境が変わるとき、光の環境を考え、個の光を作ってみてはいかがでしょう。
遠藤照明の「Synca」自然の光を再現出来る画期的な照明。そして、「光育」という言葉で様々な光のエッセンスを発信しています。

3.〜 キャンドルのあかり 〜
自慢の食卓は、木の温もりがあるダイニングセット。今までは吊り下げ型のペンダント照明1灯で食事をしていた。リフォームをきっかけに配線ダクトレールを付けた。雑貨店で見つけた小型のペンダントも下げてみたいから。ランプの色も白色から電球色へ変更。一気に食卓の雰囲気が変わった。
今年の娘の10歳の誕生日には、ケーキのロウソクと一緒にテーブルキャンドルで演出したいと考えていた。思えば去年の誕生日のことである。9本のローソクに火をつけて「フー」と消す。食卓の電気(照明)は消してあるから、ロウソクを消した途端、真っ暗になる。「わー」と拍手をしながらパパは慌ててスイッチON。いつもの食卓に一瞬で戻る。何とも味気ない。余韻が残したいなぁ。。と考え、食卓の照明のリフォームを決めた。
配線ダクトレールに雑貨店で見つけた小型のペンダント。スイッチは調光機能付き。そして誕生日。誕生会の食事にはテーブルキャンドルを灯し、キャンドルの明るさを邪魔しない明るさに調光スイッチはいい働きをしてくれている。いよいよケーキの出番。10本のローソクに火をつけた。もう少しだけ明るさを絞ってみた。なかなかいい雰囲気だ。勢いよくロウソクの火が消えた。初年とは違い、キャンドルの灯りもあり、程よい明るさもあり、真っ暗になる事はなかった。
「いいねぇ。まるでレストランにいるみたい」
娘からこんな一言をもらった。たまにはこんな演出をするのもいいのかもしれない。
キャンドルの灯りを活かし、明る過ぎず暗すぎず。食卓の明るさを調整する影の「演出家」はママの仕事。今度、友人を招いてみようかしら。カフェバーに変身できるかも。それにしても娘、レストランのあかりを覚えてるんだなぁ  と感心してしまった。

4. 〜 玄関の演出 〜
「玄関」 そこは毎日使う場所。出かける時、帰って来た時、来客や宅配業者の人も入る場所。言ってみれば我が家の顔である。でも、意外なほど殺風景な玄関があまりにも多いのに驚くばかりである。何故だろう?居住空間を広くしたいからなのか?
ほんの少しだけ演出してみるのも悪くない。壁に掛かった絵にスポットライトをあててみる。スタンド照明を置いてみる、ブラケット照明を付けてみる、季節毎に小さな飾りを置いてそこに光をあててみる。
どれもちょっとした演出。配線回路を考え、人感センサーを付ければ、毎日スイッチを触らなくても光が迎えてくれる。我が家の顔に光で化粧するのも悪くはない。  家族みんなが毎日通る場所だから。

5. 〜 お風呂での会話 〜  — 我が家で週末温泉 —
パパの帰りはいつも遅く学校での出来事や旅行計画の話などは、週末にしかできない。平日のお風呂はいつもママと一緒。休日はパパの当番。裸になると何故かいろんな話を聞かせてくれる。そんな子供たちと一緒に入るお風呂をパパも楽しみにしている。
ママと一緒に入るお風呂はいつも戦争のようだ。「ちゃんと温まりなさい」「体洗った?」「頭しっかり洗って!」「歯、磨いた?」毎日がこの有様だ。
「今日はお風呂入りたくない・・・」そんな子供たちも、温泉は好きなようだ。「今度温泉に行こうよ」そんな会話もでる。何で温泉がいいのか。広いから?露天風呂があるから?いろんなお風呂を楽しめるから?子供なりにいろいろ感じるものだと思うが、実はここにも「ひかり」が関係している。
光の強さ(照度)だ。薄暗い温泉の方が何故か落ち着く。情緒もある。
そこで、我が家のユニットバスの照明スイッチを調光スイッチに変更した。電球は省エネ型の蛍光灯が付けていたが、ミニクリプトン球に変えて明るさを変えられるようにした。
「いいねぇ。パパ。温泉に入ってるみたい。ちょっと狭いけど・・・」
一人でゆっくり入る時、自分の好きな明るさに調節できるのもうれしい。お風呂は疲れを癒す場所でもある。
出典:TOTO(SYNLA)シンラ

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