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睡眠と照明  サーカディアンリズム

最近、よく眠れていますか?

サーカディアンリズム → 1日の体内時計や生体リズムの事。平均約25時間周期

サーカディアンリズム

古代より人間は太陽と共に生活を営んできた。朝日を浴びて起き、太陽が沈み暗くなると眠る。このリズムを持った生活を何万年も繰り返してきた。

季節によって陽の昇る時間が変わる。人間の体内時計の周期も人によって誤差がある。

これをリセットするには朝陽を浴びること。朝陽を浴びることで体が覚醒する。リズムを整える上で大切な事なのです。

では、就寝前はどうでしょう。

古代は、陽が沈みゆっくりと夜の時間に入っていく。生活は太陽と同調していた。

今は、就寝直前まで人工光の中で生活ができ、太陽の動きは関係ない。

あたりまえのことであるが、これが良い睡眠を妨げている原因のひとつである。

就寝モードに徐々に切り替えることで、深い眠りが得られ、目覚めもスッキリとする。

睡眠は、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を約90分の周期で一晩に3〜5回繰り返す。そして、浅い眠りの状態で目を覚ますと快適であることがわかっている。深い眠りの状態で強制的に起きると誰もが寝起きが悪いと感じる。

眠気リズム

 

では、就寝前はどのような過ごすと良いのでしょうか。

1. 照明の色温度を電球色に変える。沈む太陽を見てリラックスすると同じように、夕焼けと同じ色がリラックス効果を生む。白色は脳を覚醒する効果があり、就寝直前まで白色の照明の下で過ごし、照明を消しても脳は覚醒を持続し寝つきが悪くなる。

夕陽と電球色

2. 主照明は消し、スタンド照明を活用する。簡易調光器を付けると好みの光を作ることが出来る。例えば10帖のリビングで80Wの電球1個を50%調光。これで十分。LED電球を選ぶ時は調光ができるランプを選ぶと良い。

クレデンザ

3. テレビを見る際は、画面のまわりを適度に明るくする工夫をすること。部屋の電気を消してテレビだけにした場合、テレビだけをを見続けていればまだいいが、暗い部屋の方に目を向けると瞳孔が開く。瞳孔の開閉を意識的にコントロールは出来ないため、開いたり閉じたりすることで脳は覚醒してしまう。

テレビ照明

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